今となっては、前任となってしまったが「アイザイア・トーマス」は素晴らしい選手であった。
これは、ニューヨーク・ニックス・ファンに聞いても、ほとんどが口をそろえて言う。
あくまでも選手としてである。
しかし、彼は監督としてはいい結果を残すことが出来なかった。
彼のトレードマークである、ニコニコと笑っている顔は、選手時代は
”Smiling assassin”(assassinは「殺し屋」という意味)
「笑いながら相手に勝つ」
アイザイア・トーマス旧監督
とうニックネームがつくほど、恐れられていた。
自分のトレードマークであるそのニコニコ顔を、監督になってもやっていたが、ニックス・ファンは、負けてどうしようもない「笑うしかない笑い」のように見えると言う。
ニックスファンは、強いニックスをのぞんでいるのである。
野球なら「ヤンキース」、バスケなら「ニックス」と誇らしげに言いたいのである。
アメリカのスポーツ・ファンは熱狂的である。そんな熱狂振り小話をひとつ。つい先日、実際にあった話である。
ボストン・レッド・ソックス(野球チーム)の熱狂的女性ファンが、飲み屋で野球の口論になった。贔屓にしているチームが悪く言われたのが、口論の始まりである。
店中に響き渡るような大口論となり、挙句の果てに店を追い出された。どうも納得のいかなかった女性は、店を出たあと、口論の相手を車で引いたという。
筋金入りのファンである。
私もBARで働いているが、政治・宗教、そして地元スポーツの話は注意して話せと地元の人に言われたことがある。
ニックス・ファンもしかり。
ファンとしては、最下位のニックスにはどうにかして欲しいと思うところである。
そんなニックスの朗報がきたのである。
元サンズの監督:マイク・ダントニーがアイザイア監督の後に任命された。
マイク・ダントニー新監督
約24億7千万の4年契約である。
彼は優秀な監督であり、サンズをPLAY−OFFの決勝まで導いた。(優勝はできなかったが)。
この突然の人事に対してニックスファンは期待をかけている。
マイク・ダントニーは特に攻撃の作戦に長けているといわれているので、刺激的なことが好きなニューヨーカーにはどのようにオフェンスの作戦を立てるのか、今か今かと期待されている。
ヘッドコーチとしての経験は6年とまだ浅いが、自己の勝率が60.8%あり、カンファレンス優勝も経験している彼の手腕にニューヨークの期待がかかる。
さて、残念な話がひとつ。
パトリック・ユーイングの話である。
ユーイングといえば、ニックスの黄金時代を築いた選手である。彼は、惜しまれながら引退した後、コーチ業を学んでいる。
現在オーランド・マジックのコーチ陣の一員である。
ダントニー監督はニックスの監督に就任が決定したとき、彼をニックスのコーチ陣に入れようとした。しかし、ユーイングにはその気がなかったようだ。
ファンとしては、ユーイングをMSG(Madison Square Garden:ニックスのホームコートの名前)でみたいと思ったが、まだそれは先の話であった。
たとえいい選手がいようとも、悪い選手がいようとも、それをまとめるのは監督である。マイク・ダントニーに期待したい。
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