私のチームと親しいチームがここニューヨークにはある。お互いの試合を応援したり、情報交換をしたりと、切磋琢磨しあっている関係です。
しかもそれが女子チーム!
メンバーは全員日本人女性。全員ニューヨーク周辺在住である。
真剣な趣味の領域でバスケと向き合っている女性たちである。
メンバーは社会人や学生といった自分たちの本業を抱えている女性たちである。
バスケはあくまでも趣味である。しかし、エクササイズや和気あいあいとやるスポーツとしてとらえていない。勝つバスケを目指しているのである。
チームのWEBサイトで「チームの目的」という項目があり、そこに
「チームワーク、スピード、頭脳的プレイを基に勝利を目指す。
個人的なストレス解消や汗をかく事を目的としない。」
とちゃんと書いてある。
普段は、気のいい、気さくな彼女たちであるが、いったんコートに立つと「熱意」と「勝つことへの執念」をもった集団に一変する。
試合中は、彼女たちの顔に「おふざけ」の表情は全くない。真剣そのもの。これは私がこのチームを好きな理由である。
試合前、相手の選手はぎりぎりになって集まっているが、こっちは廊下を使って各自ウォームアップ。そのあと試合前のミーティング。相手のスカウティングは済んでいるので、「どの選手に注意して、フォーメーションは○○でいく」というようなミーティングが行われている。
試合中でもその熱意がみられる。相手がボールをハンブルした。それを真っ先に頭から飛び込んでとろうとしたのは、彼女たちである。しかも、頭からのダイビングである。
リバウンドでボールを取り合っているときに、ボールがコートに落ちた。またもや彼女たちのダイビング。考えるより、体が反応しているようである。
これこそ、私が事あるごとに言い続けている「ボールへの執着心」である。見ているこちら側にも気迫が伝わってくるPLAYが続出するのである。
コート内だけでなく、ベンチでも、常にチーム内で激を飛ばしあい、お互いを鼓舞しあったりと、チームをみんなで盛り上げている。
私は、半年振りに彼女たちをみたのだが、以前とは全く違い、素晴らしく成長していた。
これは彼女たちを率いてる監督によるところも大きい。
エディ監督は、日本人が不得意としているところを補う作戦を熱心に考えている。
例えば、センター陣に関して、一般的に日本人は個人能力ではアメリカ人に到底及ばないので、ローポストのディフェンスは前に立ち、ボールがはいったら逆サイド、もしくは、近い選手がヘルプにくるように指示している。
当たり前に聞こえるが、これを実行させるには大変である。今日明日の指導ではできないことである。メンバー同士も同じで、しっかりとコミュニケーションをとっていないとできないことである。チームに「なにをすれば勝てるか」ということが徹底されている。
オフェンスもフォーメーションを多様に使い、アウト・オブ・バウンズからはほぼ全部といっていいほどナンバープレイを行っている。
これだけではない。さらに驚くのが、後半の途中からはクオーターからのゾーンプレスもしかけていた。
実は、これは盲点なのである。
このオールコートプレス、結構きくのである。
よく同じ会場の別コートで、女子の試合がやっているのだが、結構ハンドリングが下手なのである。ゴール下まで持ってこられると、圧倒的な強さをみせるが、バックコートからフロントコートのボール運びは結構下手である。
エディ監督はそこを見逃さずに、オールコートプレスをチームに取り入れている。
彼女たちのプレスが成功しているところを何度もみてきた。
男子でもオールコートプレスをやるチームはめったにないので、結構これは珍しい。
チームにはマネージャーもいてちゃんとスタッツもとっている。「今日は、シュートの確率がいい」とか、「前回よりもリバウンドはとれた」とか、メンバーにとってはいい刺激になると思う。このスタッツもエディ監督自ら考案した、チーム独自のものである。
戦績も素晴らしく、今までに幾度となく優勝しているのである。
今回から新しい大会にでて、さらなる躍進を遂げようとしている。
ニューヨークでがんばっているに同じ日本人として、MINERVA(ミネルバ)にはこれからもがんばって欲しい。
興味がある人はアクセスしてみてください。
チーム情報
ウェッブサイト:http://www.hpottery.com/minerva/
連絡先: minervainfo@mac.com
|