またしても、タイムリーな話題である(8月16日現在)。
NBA公認審判 TIM DONAGHY(ティム・ドナフィー)が、バスケ賭博に関与していたのである。それも、自分が審判をしている試合も含めてである。
なんとこれはFBIも携わっていたという大事件。FBIが6月21日から調査をしており、8月15日に本人をニューヨークのブルックリン裁判所に召喚し、そこで本人が自白した。
NBA側は、「あくまでも関与したのは彼一人であり、他の審判は全く関係ない。ファンのみなさんにご迷惑をかけたことをお詫びする」とコメントしている。
NBA選手にもインタビューをしていて、レ・ブロン・ジェームスも、この事件に関してコメントしている。
"As a competitor, as hard as I play, it is disappointing,
definitely,"
(“勝負の第1線”にいる側からしていわせてもらうと、非常に残念なことである。)まぁ、そりゃそうだ。
ティムは13年間NBAの審判として活躍してきた。NBAの公式試合に昨年のシーズンは68試合、そして今年のシーズンは、63試合も審判をしている。
さらに、今までに20試合もPLAY-OFFを担当して、今シーズンには5試合のPLAY-OFFも担当している。
結構、実力派で有名な審判であった。
さて、なんといってもメディアのあいだでは、ティムが審判をした試合で、自分の賭けたチームに都合がいいようにイカサマをしたのではないか!という噂が流れている。つまり、ファールでないものファールにしたり、試合の流れを変えるようなジャッジをしたりということである。
さて、問題の証拠シーンといわれているものが早速YOU TUBEにアップされています。
5月12日。スパーズ対サンズのPLAY-OFF第3戦目。戦績は1勝1敗。
このビデオは、あきらかにサンズが不利になるようなジャッジをしていると思う。私も言いたくないけど、「これはひどいよな」というジャッジです。最初はただのホームコートアドバンテージと思っていたけど、この事実が明らかになってからはやはり賭博と関係していたのかと思わざるを得ない。
http://www.youtube.com/watch?v=fvkKdXLwt0U
前からいっているように、ひとつの動きがきっかけで試合を決めてしまうことがバスケットには多々ある。ひとつのパス、リバウンド、シュート、そして審判の笛もしかり。
結局、SUNSはこの試合負けてしまった。
さらに、2004年の、あのNBA史上大惨劇といわれている、ペイサーズとデトロイトの試合を覚えています?
あの観客を含んだ大騒乱の試合です。
あの時の審判の一人にティムがいたのです。ということは、もしかしたらあの惨劇もティムのジャッジによって引き起こされたものかもという疑惑も出てきている始末。疑いは深まるばかり。
NBA側はこれらの試合の疑惑について、彼が今までにとったファールは一切賭博行為とは関係ないともコメントしている。そりゃ、そうだ。認めたら大変なこととなる。
本人もバスケの試合で賭博に関与していたことは認めているが、試合でイカサマの判定したとはコメントしていないし、認めてもいない。彼がどの試合の賭けをしていたかも発表されていない。
NBAの審判の給料は対して高くないというが、それだけの理由でティムが今回の賭博にかかわったようではないことも事実である。
彼には賭博癖があり、なんと、このNBA賭博に関して、2003年から関与していたと認めている。
NBA審判には厳しい規則がある。「NBA審判はカジノに入ってはいけない」というものである。彼らにはプライベートでも賭博行為は禁じられている。しかしこれでは厳しすぎいるので夏に行われる競馬だけは例外で許されている(この例外もなんなんだか。。。。)。
彼は、これを承知で審判の世界に入ったのであろう。が、どこでどう間違ってしまったのであろうか?
現在のところ「電子的通信手段を使った詐欺行為」と「賭博情報を流した謀議に加わった」との容疑がかけられている。これに判決が下されれば、最長25年の禁固刑と罰金50万ドル(約5900万円)が科されることとなる。
彼自身のコメントは弁護人を通して次のように言われた。「彼はひどく後悔しており、特に家族や友人、そして同じ審判に対して申し訳ないと思っている。」
まぁ、ときすでに遅しといった感じである。
NBAは巨大産業である。多くのお金が動いている世界である。もちろん、裏の世界でも莫大なお金が動いている(のであろう)。
ただ、審判には公平な判断をしてほしいとは誰もが思っている。
このコラムは審判の方にも読んでいただいているようです。
もちろん、これまでもしっかりとジャッジしてくれていると思います。これからも公平な判定をしてくださいね。
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