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やったろうじゃん的バスケット事情 〜NY編〜
としゆき・こいずみ
毎月25日更新
2006/11/25 UPDATED
第34話 『練習試合』

ここ毎週、練習試合をしている。チーム相手は日系人で作られている Funky Town Baller 」(以下「FTB 」) 。NYでバスケする「日本人」というつながりで知り合いになり、何度か顔をあわせたことがある。その度に「練習試合をやろうよ」という話はでていたが、それは話で終わっていた。

「FTB 」は、日系人が中心になって作られているチームである。同じ日本人の血が流れているし、容姿も日本人だ。しかし、我々のような日本で生まれ育った者とは違うことが何点かある。

1. メンバー同士は英語を使う。これは当たり前か。彼らは、日本語はもちろん話すことはできるが、英語のほうが得意である。なので、メンバー同士のコミュニケーションは常に英語である。

2. 前向きの姿勢である。バスケを楽しんでいるというか、失敗しても誰も責めたりしない。ミスをしたPLAY に対してはあまりコメントせず、ナイスPLAY に対してはお互い褒めあうことが多い。

3. ボールを追う姿勢が我々よりも強い。ボールに対しての気迫というものが感じられる。例えば、リバウンドのときなどは背が小さくても飛び込もうとしたり、自分がオフェンスをしてボールをハンブルしたとき、絶対に相手に渡そうとしない。

4. 話し好き。試合と試合の間の休憩をかねての各チームに分かれての反省のときは、ずっと話している。意思統一と、個人の意見の交換をしている。こちらが始めようというまでずっとやっている。

5. 無理なことを味方に求めない。確実性のあるところから攻めるようにする。3P の入る選手にボールを回そうとしたり、センターの確実なところで攻めようとしている。

6. 諦めが早い。大差の試合になると、ボールを追わなかったりする。

7. 遅刻に関して寛容。メンバーで、練習時間に遅れてくる選手がいるが、彼らに対して寛容な態度である。

■チームの目標を1試合ごとに確認■

我々にとっても、久しぶりの練習試合なのでどういうものになるのかという期待と不安がいっぱいであったが、やってみると 「非常に効果的なものになった」 のである。

まず、各チームがやりたいことを試すことができるということ。

うちのチームは「3−2」や「2−3」のゾーンの攻略が苦手なので、それを「FTB 」にやってもらう。反対に「FTB 」は、マンツーの攻略ができないのでうちのチームがやった。

1試合目が終わると、休憩を兼ねて各チーム反省。その時間を使ってフォーメーションの復習を行ったり、試合中でわからなかったところを各チームで確認。

試合中に好きなところでタイムアウトがとれるので、反省したい点をすぐにREPLAYできる。

初日の練習試合は10分の試合形式を7本行った。なんと全部をとおして3時間くらいバスケをしていた。我々もそうだし、「FTB」も充実した練習試合を行なうことができた。

■試合の途中にタイムアウトをとりミーティングをする■

我々は 屋外のコートでやっている ので、時間を気にせずにできるということ。コートを使いたいという人が来ない限り永遠にできる。我々の使用している新しいコートは全部で3面あり、高速道路の真下にあるので多少の雨でも大丈夫という利点がある。実は歩いて5分くらいのところに別のコートがあるのだが、大体の人たちはそのコートに行ってしまうため、われわれが使うコートはいつも空いているのである。我々にとってはありがたいことである。

そんな理由で毎回の練習では、コートを貸切り状態で使用でき、このまま練習試合を続けていこうという話になった。

さて、今まで4週連続で練習試合を行ったが、4 週目の練習試合が終わったときに問題点が浮かび上がってきたのである。

「練習試合に対する飽き」と「人数」の問題である。

「飽き」とは、さすがに、相手が同じメンバーなので、その人の癖や、動きがわかってしまう。それに、相手チームの動きに対して簡単に予測できるである。誰が3P がうまいだとか、誰々はリバウンドしか取らないとかである。

「人数」に関する問題は、常に一定の人数が集まるとは保証できないのである。少ないときは、4人であったり、多いときは12人であったりするのである。4人の場合は相手チームから人を借りるのだが、それではチーム練習はできない。

上記の理由と、「FTB 」のメンバーのスケジュールの問題で、5回目以降の練習試合は、延期ということになった。

■こんなに広いコートが貸切りなのは嬉しい■

基本的には練習試合は大賛成である。ただし、いくつかの注意点を守ればである。

1. 連続してやらないこと。ある程度期間をおいたほうが、新鮮な気持ちでPLAYできる。

2.目標をもって行なうこと。なにをやりたいのかを明確にして、それをメンバーに伝えること。

3.相手チームを尊重すること。我々の練習だけでなく、相手チームの練習でもあることを忘れないこと。

■試合前の打ち合わせで各チームがなにをやりたいか話す■
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