aozorany.com
お問い合わせ先 NY日系コミュニティガイド
やったろうじゃん的バスケット事情 〜NY編〜
としゆき・こいずみ
毎月25日更新
2006/09/25 UPDATED
第32話 『海外で活躍する日本人バスケットPLAYER』

こうして、26年間もバスケットを続けているといろいろな人に出会うし、様々なバスケット情報が入ってくる。ここ5年間は、もっぱらアメリカでの情報が入ってくる。

例えば、海外(といってもほとんどがアメリカ)で 活躍している日本人バスケットボール PLAYER 。どれくらいいると思います?

いろんなWEBページを検索して、大体の数を数えると ざっと100人くらい です。

意外と、多くないですか?もっと少ないと思っていましたよ。

例えば、名前もずばり「海外でプレーする日本人バスケットボールプレーヤー」http://www.geocities.co.jp/Athlete-Samos/4967/overseas-2.html をみてみると、80人程の日本人が登録されている。意外と多いではないか。但し、この数はインターネット上で公開されている名前なので、ここに登録されていない人もいるだろう。現実には、この数字の何倍もの日本人が海外で活躍していることが考えられる。

こんなに多くの日本人が海外に出てバスケで一旗あげようとしているのだ。ここに掲載されているのは、現時点で一応、成績・実績を残している人だけだが、ここに掲載されていない、今まさに飛び立とうとしている人たちもいる。

さらに驚いたのが、この数の中には、表舞台に立つことだけではない。つまり選手だけではなく、それを サポートする仕事で活躍する人たちもいる

つまり、

チームマネージャー

コーチ

アシスタント・コーチ

トレーナー

審判

車椅子PLAYER

としてバスケットに携わっているのである。つまり、選手以外でもバスケに関わる仕事分野で活躍している人もいるということだ。

こんなに多くの日本人が異国の地でバスケットをやっているというのは、なんと素晴らしいことであり、お互いの励みになることではなかろうか。

■この中からトップレベルでやれるのは何人いるのか?■

しかし、現実は厳しい。 この人数の中から、トップレベルでやっていける人はどれくらいいるのであろうか?

選手としてのトップ・レベル、「NBA 」でPLAY している選手は未だいない。去年、田臥選手が、惜しいところまでいったが、レギュラーシーズンまでは残れなかったのは記憶に新しい。

「NBA 」の審判で活躍している方の記事を読んだことはあるが、彼も、公式試合で吹いたことはない。

トレーナーとして活躍している人もいるが、メインではなく、サポートとして働いているのである。

それだけ困難なのである。

なぜ困難なのか?

体格的な問題。技術的な問題。言語の問題。知識の違い。文化の違い。どれも当てはまる。

しかし、私が特に感じたのは、そういったことよりも「心の中」の問題である。勝利への執念である。

■ボールを絶対とるんだという気持ちが大切■
■ボールへの執着心を確かめられるリバウンド■

私は、NY に来て3つのバスケットチームを作った。どのチームにも共通していえることは勝つことへの気持ちが甘かった。

例えば、前々回のYMCA というリーグでの準決勝戦、残り1分くらいで我々が5点差のリードであった。

ディフェンス・リバウンドからのルーズボールになったところ、相手も飛び込んできたが我々の方が先にボールをとった。しかし、彼は無理とわかっていてもルーズボールに飛び込んでくる。我々が掴んだボールをとろうとしている。結果、後ろからボールを掴むような状態になった。もちろん、ファールである。どうにかしてでもボールをとろうという気持ちである。

しかし彼はそこで終わらなかった。

さらには体ごとボールをとろうとした。我々のメンバーがボールを持っているのに、そのボールをとろうとしたのである。当然、我々のメンバーの体が宙に浮いた。相撲を見ているようだった。

ファールの笛が鳴って、みんなブーイングだったが、私は相手選手に少し感心した。

「その気持ちが必要なんだよ!」と。

彼はボールへの執着心が強かった。そして、勝つためには、手段を選ばないのである。スポーツマンらしくないが、このくらいの気持ちがあってほしいものだ。

我々は、甘いのである 。日本のバスケが身にしみている私の体が慣れなかったのが、「汚いまでの勝ちへの執着心」がなかったことである。 あったけれど、なかったのである。

日本人が海外でやっていくためには、 綺麗なバスケだけではダメである。汚らしさや、勝利へのこだわりの気持ちを強く持つことである 。他人を蹴落としていくことや、味方も罵倒するくらいの気持ちが必要なのだ。(罵倒するだけではなく、そのあとのフォローも忘れてはならない)。

海外でがんばっている日本人。みんな同じようなつらいことや、苦労がある。みんながんばっているぞ。自分が目指すところまで、あきらめずに進んでいこう。決して妥協せずに!
■最近の練習相手、日系人チーム「Funky Town Baller」。
ミーティングにも余念がない■
としゆき・こいずみプロフィール
BACK NUMBER:
2008/06/25
JFB〜NYのバスケ好きが集まる・老若男女参加型バスケ〜
2008/05/25
ニューヨーク・ニックス 新監督就任
2008/04/25
日本人もできるバスケット〜DUKE大学から学んじゃおう〜
2008/02/25
日本人女子バスケットボールチーム・MINERVA(ミネルバ)
2008/01/25
実はまだ続く。TRY OUTの意外な結果
2007/12/25
TRY OUT再び
2007/11/25
上手くなりたいなら・・・
2007/10/25
たった1つのPLAYが歴史に残る
2007/09/25
マイケル・ジョーダン、ゾーンに入る
2007/08/25
あなたのジャッジにはお金がからんでいますか?
2007/07/25
おやじリーグ -TRY OUTの結果-
2007/05/25
おやじリーグ
2007/04/25
女子カレッジ・バスケの影響力
2007/03/25
誰がMVP?
2007/02/25
何才までバスケットやりますか?
2007/01/25
潜入!カレッジ・バスケットボール
バックナンバー一覧
「Super Soul Sonics」のHP
*このコラムに関するご意見・ご感想、 としゆき・こいずみさんへのメッセージなどをお待ちしております。こちらのフォームをご利用ください。
HOME NY STORY やったろうじゃん的バスケット事情 〜NY編〜 by としゆき・こいずみ
Copyright © Heliopolis Systems Inc. All rights reserved.