今まで2回あたっているので、相手のことは私を含めてみんなは承知である。はっきりいって、レベルが違う。平気で、ダンクをたたきつけてくるし、俺たちは、もてあそばれているだけである。身長、スピード、瞬発力、パワー。どれをとっても相手チームのほうが優れている。
しかし、ほんの一つ勝てる勝因があった。それは、3Pを決め続けることである。
相手が、シュートを決めても2点。ダンクのような派手なPALYをしても2点。これに対して3Pシュートを決めていけばいい試合ができるのである。
これを、試合前に何度も確認した。
試合が始まった。みんなのシュートが決まる。2点だけでなく、3Pシュートも決まっている。
前半残り6分で12点差ついていたが、これは、前回、前々回に比べると大健闘である。
しかし、一人だけリズムを壊している選手 がいた。
私である。
今までの試合でのシュート確率はよかったが、この試合は全くダメ。しかもいいところでボールがまわってくるのだが、シュートを決めれない。
空回りしているのである。
練習からの不安と、自分への使命感 と期待感 。監督としてみている私自身の起用 。
ここが、選手兼監督の難しいところ。コートの外から客観的に見ているのではなく、コートの中で指示をしていることの難しさ。
よく、シュートは水物というが、その言葉が自分には適用されないと思っているがゆえのプレッシャー。
全然シュートが入らない。 これが、チームの得点をはばかっているだけではなく、チームの士気が上がりきれていない原因になっていたことも確か。
しまいには、チームメイトからのナイスパスでもらったノーマークシュートも落としてしまった。
全くダメである。
交代して、ベンチに戻るが気持ちは落ち着かない。コートに戻っても、またベンチに戻る。こんなことばかりをしている状態ではないのに、ただ時間だけが無常にも過ぎていく。
このまま試合が流れる。12点だった得点差も15点、20点、30点とひろがっていく。
メンバーは健闘しているが、ここで試合終了。97対65で負けてしまった 。
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