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やったろうじゃん的バスケット事情 〜NY編〜
としゆき・こいずみ
毎月25日更新
2006/02/25 UPDATED
第18話 『YMCA 第2試合』

まったく、こっちのリーグの運営方法にはかなり問題がある。試合のスケジュール(試合開始時間)なんて1週間前に発表される。ひどいときは、2日前に電話がかかってきて「試合ができるか?」と言われる。もちろん、答えは NO であるが、その質問を平気でするという感覚がいまだについていけない。

今回のリーグは全部で10試合あるのに、全部の日程が出来上がっていない。こっちの予定も立てにくいものだ。我々のチームは、高校生、大学生、社会人なので、スケジュールをあわせるのにも大変だっていうのに。

しかも、当初の話では、我々のディビジョン(レベル)には11チーム登録するというはずが、2試合終わった現時点で6チームしかいないらしい。「らしい」というのはまだ、どのチームが登録しているかも知らされていない状態。さらに、スケジュールやお金の管理をしている全体責任者が会場に現れていない。私はまだ顔を見たこともないのだ。彼らにはその余裕のやり方がなれているらしいが、我々にとっては心配ばかりしてしまう。我々にとっては「余裕」というより、「ずさん」 に感じる。
■今日は勝つぞ!■

「ずさん」ついでにもうひとつ。

体育館について、「さぁ、これからアップしよう!」というときに、掃除の人たちがモップをかけていた。それも大掛かりなモップかけである。かるく、ササッとやるのではなく、洗剤をつけてしっかりとやろうとしているのである。

試合まで、あと15分しかないのでどう考えても無理な話。聞くところによると、バスケットの試合なんて聞いていないそうだ。『あたしたちは掃除をするんだからあっちいきな、しっしっ!』という感じである。話をしても聞く耳なし。『私たちは体育館のモップがけをするんだからね。』という頑な決心さえ見られる。しまいには「今日は試合なんてないわよ!!」 なんて、いい加減なことまでいいはじめた。

彼女たちと話していても埒があかないので、フロントにいって、説明をしなきゃはじまらない。なんか、本当に試合があるかどうかも不安になってきた。フロントにいくと、もうすでに内線電話で掃除のおばちゃんが話している最中だった。5〜10分間くらい待ってようやく決着がついたようである。

試合は時間どおりに行われるということ。 事務のほうのスケジューリングの問題だったらしい。
■この大人数。俺らはたった5人なのに・・■

これで、安心安心。「さぁアップ、アップ」といっていると、また別の問題である。

審判が来ていないのである。

我々と相手のチームは来ているのだが審判が来ていない。当然試合はできないのである。

でも、これは ラッキーであった。チーム練習をしていない我々にとって貴重な練習時間であった。再度からのフォーメーションの確認、パッシング・オフェンスの練習ができたのはありがたい。
■センター(写真奥)二人のディフェンスに注目■

さて、30分遅れでやっと試合が始まった。

試合は、終始シーソーゲーム。相手のシュート確率は非常にいい。特にミドルシュートはほとんど外していない。80%くらいだろうか。しかし、我々も、パスをまわして、シュートタイミングをねらい、ゴールを決めていく。前半は、 5 点差で負けていた。

今日も5人しかいない。メンバーチェンジのことを考えなくてもいいので、 PLAY に集中できる。しかし、ファールをとられるときつい。5人しかいないので一人退場すると4人でPLAY しなければいけないのだ。

ファールを抑えて、抑えてと PLAY していたが、ケイスケのファールが目立つ。

マネージャーがファールをつけているので確認すると、

「前半ですか?後半ですか?」との、逆質問がかえってくきた。

頭の中は「????」だった。

「前半と後半の合計だよ」というと、

「・・・・あのぉ、ケイスケ君8回です」

「えっ!!」

「もう8回しています」

「それじゃぁ、退場じゃない」

ここで、マネージャーが一言、

「でも、オフィシャルが前半・後半のファールを別々につけているんですよ。」

■8回ファールしても退場しないケイスケ■

「・・・・・ラッキー!」

そうなんです、今まで、頭にきていた「ずさん」さなことが、今回は役に立ったのです。

おかげで、ケイスケは最後まで退場せずに PLAY していた。

最後はファールが目立ったが、相手がボーナス・スロー(ファールがかさむことによってフリースローが打てる)を生かすことができず、53対47で、リーグ初勝利を飾った。

今回の課題は、

相手にリバウンドを取られること

つまり、ゴール下のリバウンドを取られていた

そのまま相手がゴールしたのシュートを打つ

それによってシュート・ブロックをしようとしてファールになる

ファールが多くなる

我々、ちびっ子貧弱チームが勝つためには、さまざまな対策を練らなければならないのである。

■初勝利の笑顔■
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