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やったろうじゃん的バスケット事情 〜NY編〜
としゆき・こいずみ
毎月25日更新
2006/01/25 UPDATED
第16話 『初遠征試合』

3ヶ月ぶりだ!

12月18日(日)に久しぶりにチームで試合を行った。練習試合である。

そして、我々にとって初の「遠征」という形になった。我々もようやくNY(ニューヨーク)州だけでなく、NJ(ニュージャージー)州にまで名声を広めるか!?と、言いたいところだが、NYとNJなんて、すごく近い。距離的にいっても、本当にすぐである。言うなれば 東京と千葉くらいの感覚である。近いといっても、まったく同じではない。州がちがえば、ルールも違う。例えば、NJでは、赤信号でも右折はOKである(NYは、もちろんだめである)。消費税も、NYは8.625%。NJは・・・。とにかく違うのだ。

さて、気になるのは、相手のチーがどういったものなのか。なんせ、当日まで、全部電話やメール連絡。お互いの顔を知らないのである。ちょっとした「バスケ版出会い系サイト」のようなもので知り合ったのだ。お互いのレベルの話をしていても、相手チームの方は、『いやいや、遊び程度ですよ・・・・。』なんて言っていったが、『本当は・・・』なんて、謙遜を真に受けると大変なことになりかねない。まあ、それはさておき会うのが楽しみであった。

実際に会ってみると丁寧で、感じのいい人たちであった。彼らは、我々の試合中のドリンクを用意してくれて、さらにはお土産の「韓国のり」まで、くれた。いや、おいしかった。うれしかったなぁ。仕事に忙しいので、練習にかける時間は少ないが、バスケに対する気持ちは人一倍であった。

練習試合の場所は NJ (ニュージャージー)州のEnglwood いうところ。相手のメンバーの何人かは、ここの体育館で毎週日曜日に練習をやっているということである。練習場所を探している私にとって、今回の体育館訪問も貴重な機会だった。もし、設備がよければ、われわれの第2のホームコートにしようと思っていた。しかし、行ってみてわかったが

遠い!

車がないと、まず無理!

今回も相手のチームの人たちの協力を経て、やっと現地までたどり着いたという具合。なので、この体育館は私たちの練習場所には、無理である。残念であるが、体育館探しはまたスタートラインに戻った。

■課題である速攻がきまる■

さて、練習試合ということだが、屋内の全面を貸しきれるということは、我々には滅多にない。十二分に利用したいと思った。私の今日の課題は、今まで、寒い中、練習をやってきた、 「ABC ディフェンス」 「アウトナンバー時の速攻の攻め方」 が、実際の試合で生かされるかどうかであった。1分1秒でも無駄にしたくなかった。1試合でも多く、試合をやりたいと気持ちがあった。

そこで、相手のキャプテンと話し合った結果、各チームごとに、少し練習をして、それから試合をやるということになった。試合は10分で、どんどん、やっていこうということになった。

ウォームアップを終えいざ試合となった。

試合は、我々のムード。相手のシュートミスや、パスミスから、速攻へと進めることができた。いい感じである。1試合目は14対8。

このまま2試合目も「速攻」が効果的に決まり、28対4。

3ヶ月ぶりの試合としては上出来である。そして、次の目標は、「セット・オフェンス」。速攻ができなくなった場合の攻め方である。これが思いのほか使えて、3試合目も16対4。

そしてこのまま、4試合目も同じ目標でいった。

しかし、今度は相手も違った。彼らは、4試合目の直前に念入りなミーティングをしていたのである。

ちゃんと、セットPLAYをしてきたのである。最初は9−0まで、引離された。しかし、あわてずに自分たちのPLAYをした。結局試合は21−16で終わった。しかし、この4試合目で、我々に自信がついた。今まで、 こういった相手のペースから自分のペースの持ち込むのに、困難をきわめていた のである。それが、落ち着いてPLAYをし、自分たちを信じてPLAYをした結果、自分たちのPLAYができたのである。

こういった、2次的なことを今回の練習試合で学ぶことができた。

■4試合目前の各チームのミーティング■

しかし、さらに学ぶことがあったのだ。 相手チームの選手からである。

それは、

一生懸命 PLAY すること

ボールを最後まで追うこと

相手チームの中には、20年ぶりにボールを触るという方ややや初心者という方もいた(もちろん、ちゃんと今現在もやっている方もいた)。彼らは、一生懸命なのである。 かけひきなどしない で、無心でボールを追うのである。相手の PLAY で印象的なシーンが2つある。

1つ目は、相手のシュートが外れて、ボールがエンド・ラインを超えようとしたときである。我々は、もう次のことを考えて、「マイボールになるから、すぐに速攻の体制に入ろう」と誰もが思っていたが、相手チームの選手はボールを取りにいってるのである。一瞬「???」と思った。俺の中で「それは無理だろ」と思った。しかし、彼はボールを空中でキャッチしたのである。キャッチするのも精一杯だったので、もちろん、そのままボールを空中でキャッチしたまま床についてしまった。もちろん、アウト・オブ・バウンズとなり、マイ・ボールとなったが、しばし呆然となった。

「これなんだよ」

そう、このボールへの執着心が我々には足りないんだ!

 

■かけひきなどしないで無心にゴールを狙う■

2つ目は、相手のポイントガードがハンドリングをミスした。ボールをハンブルしてしまった、そのとき、ディフェンスがボールを取りにいこうとした。もう、4試合目だったので、相手の選手の足は疲労のピークに達している。しかし、相手の選手は手を伸ばす。ボールを取られないようにと、手が伸びる。

疲れていても、ボールを相手に渡さないという気持ちがこちらまで伝わってくる。

ボールは我々のほうに転がってきた。しかし、相手の選手は手を伸ばしつづけてるのである。当然、手を伸ばしているのだからバランスを失って、そのまま膝から床に着地した。よくやくざものの映画で、男が借金のかたに嫁の形見を持っていくときに、嫁が「待って、それだけは持っていかないで〜!」というシーンに似ていた。まぁ、例えがあまりよくないが、そんな感じである。

 

■相手のペースからいかにして自分達のペースにもっていくか■

 

つまり、ボールへの執着心である。

我々は、もう長くバスケをやっているので、手の抜き方がわかっているのだ。常に計算して PLAY をしている面がたまにある。でも、 ボールへの執着心には、手抜きは必要ない 。精一杯、手を伸ばしてボールをつかまなければならない。あきらめない気持ちを忘れないようにしなければいけない。。

今回の練習試合は、いろんなことを学べたと思う。

さぁ、今日のことを新しいリーグにいかして、優勝を目指そう。

 

■はい、みなさん。お疲れ様でした■
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