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やったろうじゃん的バスケット事情 〜NY編〜
としゆき・こいずみ
毎月25日更新
2005/07/25 UPDATED
第5話 『FAST BREAK初参加』

アニハセヨ! と、「韓流ブームに便乗して!」、というわけではないが、今回(7月9日)からの新リーグは、韓国人が仕切っているアジア人のリーグ、「FAST BREAK」というのに、参加し始めた。

アジア人というのは、韓国人、中国人が中心である。日本人のチームが参加するのは初めてというので、大いに期待されていた。

今回の目的は、ニューヨーク在住アジア人に、我々のチームの存在を知ってもらうためと、アジア人の中では、我々はどのくらいのレベルなのだろうかということを、メンバー各個人に知ってもらうためである。

ディヴィジョンが2つ(上下)あり、我々は、Aディヴィジョン。上のレベルで申請した。登録するときに、「本当にそれでいいのか?」と主催者に何回も聞かれた。「Aディヴィジョンは大学でPLAYしているやつがいるぞ、ナンタラカンタラ」「まずは、Bディヴィジョンではじめては、どうか?ナンタラカンタラ」との誘いがあった。下のレベルから始めたほうがいいぞと、無言の攻撃だった。「日本人のバスケのレベルは低い」という考えがここにはある。こういった、固定概念的な考えを持っているやつが「人種のるつぼ」といわれているニューヨークでさえも、たくさんいるのが現状である。海外にいる日本人PLAYERたちと!もっとガンバロウではないかと、声を高々にあげたくなる。

■ほとんどのメンバーがディヴィジョンAに参加を希望■

しかしである。彼の無言威圧攻撃に賛同するわけではないが、私も、チームを作り上げていく上で、最初はBディヴィジョンでやっていこうと思っていた。まだ、我々のレベルでは、上のディヴィジョンでやっていくには、早すぎるのではないか?と思っていたのだ。

早速、チームでミーティングを開いた結果、ほとんど全員がディヴィジョンAでやっていきたいと申し出た。これには、少し驚いた。その反面「やったろうじゃん」的姿勢を忘れていた自分に気づいた。

で、その晩、主催者と電話。「Aディヴィジョンで参加します」、と一言。向こうも「まぁ、そんなに言うのなら仕方ない・・・」と、半ばしぶしぶ承諾。彼も、日本人のバスケレベルは相当低いと思っている一人らしい。これは、意地でも勝たなければと、電話を切った後に決心した。

初試合は、いきなり2試合連続。こっちの人数は8人。いくら人数がいなくても、やらなければいけない。2試合勝とうと思わず、まずは、初戦をモノにしようという姿勢でのぞむ。

■精神力で、負けないように!!■

我々は、どこのチームよりも早く来ていて、アップは完了。精神的にも、肉体的にも準備万全。しかし、ぎこちない。緊張しているのかどうかわからんが、いつもの自分たち(Super Soul Sonics)らしい、雰囲気はなかった。

試合が始まった。相手は、ガツガツ当たってくる。ポジション取りでは、激しい肉弾戦だ。身長は大きくないのだが、パワーがある。筋力はもちろんだが、しかしそれ以上になにかあるのだ。

精神力が強いのだ。

ボールへの執着心が相手のほうが、はるかに上回っているのだ。相手チームはガムシャラにボールを追っている。どんなことでも、ボールを自分のものにしようとする。それが、我々のチームがまけているところだった。

■さぁ、これから後半だ。■

前半が終了。得点は21対26の5点差で負けている。なんとか自分たちのペースを出したい。練習でやったことを出したい。そとから見ると、50%くらいしか出していない。
いかに、自分たちのPLAYできるかが、後半のカギとなるであろう。

後半は、一進後退の攻防。我々も徐々に、ペースを取り戻し、じりじりと追い上げてくる。やっと、同点まで追いつく。ここが、ふんばりどころ。ここで、要求されるのは、技術云々ではなく、やはり精神的なもの

緊張が、コートに走る。コートの外でも応援してくれる人たち、マネージャーたちにも緊張の表情が伺える。願うことは、勝つこと。

勝つためにがんばって。
勝つためにボールを追って。
勝つためにチームが一つになって。

■自分たちのPLAYをいかにできるか■

しかし、最後の最後で、逆転シュートを入れられてしまう。結果、43対45の2点差で負けた。

タイトな試合を勝つことが出来なくて、残念である。まさに、天国と地獄。

メンバーは残念そうに肩を落としている。しかし、今日はダブルヘッター、2試合連続である。5分後には、次の試合がある。気持ちを切り替えて、試合にのぞもう。

気持ちを切り替えて・・・・

〜2試合目は次回に続く〜

■新生 Super Soul Sonics のメンバー■

 

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さて、毎回リーグに参加して思うのは、どのリーグも、それぞれ特徴があるということ。どういうことかというと、そのリーグによって、ファールの許容範囲がどのくらいまでかということだ

はっきりいって、私達日本人のファールに対する姿勢は敏感だ。少しでも体に触れると「ファール」と、笛が吹かれる。なので、ニューヨークに来て、笛が吹かれないファールが、なんと多いことかと、知らされる。

審判の力量とということもあるのだろうが、あまり小さなことで、笛を吹かれては、バスケにならないという姿勢が、ニューヨークにはあるのであろう。日本で学んできた「常套ファール」がこちらでは、通じない

(少し専門的になってしまうが)例えば、ロー・ポストにポジションを取っているとする。ディフェンスは真後ろに立っていて、バックドア・パスを警戒しているとする。そこに、45度からパスを入れた場合、ディフェンスがその状態で、ボールをカットしようとして手を伸ばすと、日本では確実に「ファール」。ニューヨークでは、ほとんどが「ファールとならない」のである。

こんなような、日本的ルールと、ニューヨーク的ルールの違いがある。それプラスそれぞれのリーグのファール許容量があるので、それに慣れるまで時間がかかる。

今回の「FAST BREAK」では、ゴール下のファールや、ディフェンス時の接触のファールはあまり、吹いていなかった。少し見ていて危険なのだが、「郷に入っては、郷に従え」で、我々も、そのようにやっていかなければならない。ファール気味のPLAYは我々の得意とすることではないが、そんなことを言っていると、勝てない。これも経験。優勝するには、こういった環境にも適応しなければならないのである。

■こうした競り合いの練習を試合でどういかせるか■
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