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やったろうじゃん的バスケット事情 〜NY編〜
としゆき・こいずみ
毎月25日更新
2005/05/25 UPDATED
第1話 『バスケとは切っても切れない関係なんです』

 ニューヨークといえば、「マンハッタン!」、「マンハッタンといえば、「バスケ!!」というかどうか知らんが、ここマンハッタンでは、毎日バスケの試合が行われていることを知っている人は少ないであろう。週7日毎日である。

 私が小学5年生、ちょうどバスケを始めた頃、「アメリカって、日本で野球のボールが転がっているくらいに、バスケットのボールが転がっているんだよ」と、チームメイトに偽情報を入れられたことを思い出す。「アメリカってそんなに、バスケが盛んなのか!?」と、子供ながらに興奮していた。

 しかし、そんなことは全くない。あれから、20年近くたって、マンハッタンにいるが、転がっているバスケットボールなんて見たことがない。20年越しに、チームメイトの嘘が立証された。

 でも、彼の情報は満更でもなかった。ボールは転がっていないが、確かに、バスケット・コートはたくさんある。屋内・屋外、ましては、ちょっと郊外に出ると、ほとんどの家には、車の車庫の入り口にバスケット・リングがある。

 それだけ、バスケット・ボールという文化が浸透している国なのである。

 私と、バスケットボールとの付き合いは、かれこれ、23年になる。それだけ長いので、すぐにやめられるはずもなく、性懲りもなくニューヨークに来ても、バスケをやり続けている。最初は、ストリートでやっていた。うまい奴がワンサカいたし、なんせ学生だった私には無料ということがなによりだった。ただ、順番だけ待ってさえいればいいのだ。しかし、チーム・プレーというバスケが身についている私にとって、そこでのバスケは少し違った。彼らのバスケは1対1の自己満足バスケであった。5対5のバスケではなかった。

 そこで、チーム・プレーが出来るバスケの環境を探していた。やっと見つけたのが、「FNBA」(2005年春現在も活動中)という毎週金曜日にあったチームだった。これは、ニューヨーク在住日本人が中心のバスケだった。そこで、楽しいんでやっているうちに、やはり、それを実践で試してみたいという気持ちがどんどん大きくなってきた。

 そして、その「FNBA」から、根性のありそうなメンバーを募って「FNBA2」という日本人チームを作った。多くのリーグ(大会)に参加し、日本人のバスケが、どれだけ通用するのかということに挑戦してきた。日本人だからといって、下に見られるのが大嫌いだった。日本人でも、バスケができるということを、見せたかった。そんな、がむしゃらな気持ちでやっていた。

 そして、更に夢は大きくなっていく。

■バスケとは切っても切れない関係なんです■

 「the CAGE」って知ってます?

 あの、West 4th駅を降りたところにある、金網で囲まれたバスケットコート。マックの前にあるコート。毎年夏になると、観光客や通りすがりの人が、金網にへばりついて見ている、あのコート。あそこは、バスケットに詳しい人なら誰でも知っている、通称「the CAGE」という伝説的なコートなのです。そこで、行われている大会への参加をしようという大きな目標を勝手に作っちゃったのです。

 あそこで、PLAYできるなら、後世にまでにまで自慢できるようなことなのだ。今まで、日本人個人が参加したことがあるが、日本人がチームとして参加したことは一度もないのだ。それを、やってしまおうという、大それた事をしでかそうというのが当面の目標である。

 それにあわせて、今現在、「Super Soul Sonics ver.2」という新しいチームを作っている。作っているというのは、今現在でもメンバー募集中なのです。

 ニューヨークにきて、様々なリーグ(大会)に参加して、幾度となく、気づいたことは、審判が非常に雑なのである。本当に、これで、審判なのか!?というくらいのレベルの人があまりにも多い。というより、試合している選手が危険にさらされるのだ。審判が悪質なファール(反則)をとらないと、試合は益々、喧嘩っぽくなる。私も、喧嘩して退場した経験がある。あの時、もっとしっかりファール(反則)をとってくれたら、退場せずにすんだのではないか?と、思わず審判の責任にしてしまいたくなる(笑)。確かに、素晴らしい審判もいるのだが、彼らにあたる確率が少ない。なんせ、冒頭で書いたとおり、毎日どこかしらで試合があるので、審判も引っ張りダコの状態である。こっちから、審判を選べないのが辛いところである。

 それなら、「私がなったろうじゃん」的な考えになったわけである。審判としての資格をとり、選手がケガをせずにPLAYできるような環境つくりに、私も一役買おうと思い立ったわけである。

 そうはいっても、「はい$20です。」といって、買えるものではない。それなりの講習を受けて、実践し、試験にパスしてやっと免許がもらえるという前途多難な道が待っているのである。しかし、それだけの価値はあると思う。今まで、日本人の審判に出会ったことが1回もない。そればかりか、アジア人の審判にさえも出会ったことがない(存在するという噂は聞いたことがあるが・・・)。それなら、私がやりましょうと奮い立ち、ただ今、猛勉強中なのである。

■The Cage■

■The Cage - コートを取り巻く観客■
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