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フカフカまんじゅうキック
『誕生日の郵便受け』
2010/03/20 UP
 

 娘が「にこ、ちかもらち?」と言ってセロテープを台ごとテーブルに持って行きました。描いた絵をくるっと丸めてテープで止めて、「はい、おかあさん、 E メール。」
 「おばあちゃんにお手紙。このお花、アオミガキ。」「ん?」「ア、オ、ミ、ガ、キ!きのう言ったでしょう?」ムッとしている。別の花の名前を読み違えているのでは。だけどすごい、はみがきみたいな名前だ。「これは、アカミガキ。」赤いのもあったか(感心)。

 私の40歳の誕生日、幼なじみの手紙が郵便受けに入っていたのですが、中身は「ご無沙汰してます」で、誕生日には一切触れてなく、ただその手紙の来たタイミングがとてもチャーミングでした。
  彼女のお子さん達はすでに高2、小5をスタートする年齢で、手がかからなくなってきて、かえって助けてもらってるとのこと。さらに文面には、子供達の小さい頃はイライラしたこともあったけど、あの頃の愛しい時間を思い出して幸せだったと実感します、そそいだ愛情の何倍も子供って親を幸せにしてくれる不思議な存在です、と。
  良かった。いろいろあった彼女がそんなふうに振り返る場所に立っていることも、文にして手紙をくれることも。

 そして自分を顧みて、愛情注げているかなと考えた。愛情ってつぶやきながら、就寝時間に向けて日々の義務を業務を遂行しているように思える。
  仕事をしている気になると、少しでも機能的にやりたくなる。そしてそれは私の首を自分で締めていた。子育ては、考えすぎてはいけないと、耳で聞いてわかった気でいても、わかっていなかった。1ブロック進むにしても子供はまっすぐには行かないし、突発的な何か起こるかもしれないのでいつも気にしてないといけない。それを仕事と考えているとき、何かあった場合にそれがちょっとしたことでも「仕事がスムースに行かない」ってことになって、ストレスを感じてしまう。仕事モードだったから、盲目的に動いては、気がついたら息をしていなかったなんてことがあったんだろう。余裕ゼロ。
  やっとそれに気がついたものの、お父さんが励ましてくれるように「楽しんで」はいられない、正直。
  三谷幸喜作の「三銃士」で、アラミスがダルタニアンに言ってた台詞。「そうじや洗濯を仕事と思ってやらないことだ。勉強してると思ってやったらいい」たしかそんなことだったけど、でも、ちょっと違うか。確かに勉強にはなるけど、あ、これかな?龍馬伝で剣の先生が龍馬に言ってた言葉、「もちろん前後左右上下全てが見えてないといけない。そしてそれは、何も見ないということなんだ。」好きですねー、これ。

 子育てに対する姿勢で、私が人を相手にする仕事を得意としていないことが、これでばれてしまいました。そうです。紙とか石とか、物のほうが得意です。
  するとこれは、わたしの凝り固まったところをほぐせということでしょうか。ガッチガッチの肩こりです。
  寄り道を楽しめるように、生きて行けたらいいんでしょうね。愛情も、素直なかたちして出てくるんでしょうね。遠いなー。

 考えさせてくれた手紙に感謝。でも彼女はコンピューターを見ないようなので、メールでない、お手紙出します。



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2010/04/20 いい母、悪い母
2010/03/20 誕生日の郵便受け
2010/02/20 夢見。
2010/01/20 つぶやいただけ
2009/12/20 師走の波間で息を継ぐ
2009/11/20 うっすらと銀杏かおる
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