赤いツタが全部散って、赤かったカーディナル(鳥)もくちばしを除いて茶色になっています。
どうやらお腹に二人めができ、今だいたい10週間めと思われ、6月が出産予定です。ただでさえ頭の回転が鈍る妊婦です。前回の妊娠期間がどんなものだったかろくに覚えていないのですが、たしか、はじめから生まれるまで気持ちが悪く、しょっちゅう横になり、果物ばかり食べていたような。いやいや、今回は好きなように横になってはおれないのじゃ!
そういえば、普段全く気が付かないのに、前回の妊娠時に気が付いて、どうにも耐え難かったあの匂いが、また窓の外からしてくるのでした。先日お父さんが晩御飯を作ってくれた時に判明したのですが、それは玉ねぎを炒める匂いでした。レストランの換気扇が向かいにあるのでこれだろうとは思ってましたが、この3年間忘れていたものでした。前回は夏だったので、窓が閉めれず、ただうめいていたのを思い出します。
妊娠したお知らせというのは、たいていは、4ヶ月めの安定期に入って安心してから周りの方々に報告するようですが、このことが判明したその日から、道であう人ごとにお父さんが喋っていました。そんなこともあって、ちょっと早いかとは思いましたがこちらに書いている次第です。
息子には、急に知らせずに、徐々に赤ちゃんムードを広げていってから伝えようと思い、あの子の赤ちゃん時のアルバムをめくっていて、「かわいいねー」などと言うと、「このベイビー持ちたいの。」と、何年か前の自分を指差して抱っこしたいと言います。
ある日お腹に赤ちゃんがいるよと伝えると、嬉しそうにしていましたが、そのうち自分のお腹を指差して、「ここも赤ちゃんいる。」「こっち名前(私のお腹)ひじき、こっち名前みかん。」ひじきか。サザエさん一家に一人加えるならいい感じ。
「こら!ひじき!」
そんな彼はここのところ表現力が付いてきて、誰かに怒るとその人を「たたきたい」と言うのです。まあ言うだけなのですが、他にも「石を投げて頭に当てたい、目の中に火を入れたい、水をかけたい」など様々で、そんな具体的なのを聞くと、こちらはどうしてよいものかとうろたえたりなんかして。
実際に私やお父さんをぱしぱしたたくのですが、実際にたたく例が他にもあります。
「3匹のくま」は彼がずっと小さい頃から繰り返し読んでいたお話ですが、先日読んだところ、朝のお粥を全て食べられ、椅子を粉々に破壊されたこぐまを指し、「このくま泣いてる?」と眉をハの字に。深く同情したようで、ぱらぱらとあるページを開きました。そこには、無断でくまの家に入り込み、荒らしまくった女の子、ゴーディロックの顔のアップがありました。すると平手で横っ面をたたくように、ぱしっ。もう一度、ぱしっ。
またある日、「さるかに合戦」を読んでいたところ、かにが青い柿を当てられ死んでしまい、遺体から子がにが出てきて悲しんでいると、また眉をハの字にして、「かに、泣いてる?」ぱらぱら・・ぱしっ。ぱしっ。ジャスティスが下されました。
テレビでハクガン(鳥)のつがいが出てきて、雛が生まれました。「かわいいねー」と言っていると、彼らは家族でえさを探しに散歩に出ました。1羽の雛が群れから遅れると、かもめがその子をさらって、食べてしまいました。横を見るともうハの字になっていて、「泣いてる、泣いてる、このとり、たたく。」しかしカメラはかもめでじっとしていないので、たたくことができませんでした。
幼稚園では、子ども達に、怒ったら誰かをアタックするのでなく、その気持ちを言葉で相手に表現するように指導していくと、以前もらったプリントに書いてありました。なるほど、だけど相手に向かって言えるようになるんだろうか。とっくに30過ぎた大人だって、自分の気持ちを誰かに伝える行動は、簡単じゃないし、勇気がいることだってある。だから、それがすぐできることを子どもに期待しないようにしよう、・・・と、今自分に言ったんですけどね。親が普段してみせてないと、きっと子どももやりづらいだろう。あー、やっぱりここに戻ってくるのか。自分自身を問うところに。二人になったら、もっと問うのかな、いや、そんなひまはないのかもしれない、ですよね。 |