| 就寝時、お父さんはいつも仕事で遅くなるので、私は息子を小さいベッドに寝かせておいて、大きなベッドにひとりで寝始めるのですが、朝起きると決まって川の字になっています。
今朝は、さそり座のお父さんが歓声をあげて、息子の鼻からレーズンみたいな「鼻くそ」を取り上げました。赤ん坊のころにも、たまに枕元に落ちていた、大きめのすいかの種みたいなそれに随分驚いていたものですが、今朝のはまたしっかりとはまっていたもののようで、取れた後に「息できる?」と聞くと、改めて幸せいっぱいの顔で深呼吸していました。力持ちが岩の戸を開けてくれて、中から光がピカーッと出てきたような心地でしょうか。それともユジンがミニョンさんとチュンサンが同一人物だと分かった回を見たときのような心持ちでしょうか。テレビジャパンで。
さて、4月は暖かい。もう雪の心配はしてません。
行き付けのレストラン、と言ってもお父さんの勤め先ですが、そこのウェイトレスの装いも夏のようにセクシーになってきました。ラッキーなのはうちの子で、抱きかかえられ、追いかけられ、さよならのキスしてくれと言われ、後ろでお父さんが「僕にはそんなことしてくれない」とぼやく、小春日和より少し暑い午後です。
かわいそうなお父さんは、家でも毎日何度となく「僕の奥さんだぞ!」と子どもに向かって半分本気で言っています。その後で「マミーマミー」と、子どもが私達の間を割って入るように、私と子どもの間に半分本気で割り込もうとします。たしかに、お母さんの頭は一日中子どもモードになっていて、仕事からいじらしくもまっすぐ帰ってくる、家族に癒しを求めるお父さんを、正面から受け止めてあげるどころか、その前にひとりにさせてくれーとムンクの叫び。そういうことも、あります。
聞けばそれがもうどうにも軟化せず、深刻な問題になっていると言うお母さんもいて、それは全く不思議なことではなく、さらに言うなら、そんなこと子ども産むまで想像もつかなかったことです。うちのような軽症も、重傷も、たぶん大なり小なり両方が、出産の後に一般的に起こる現象だとしたら、10人産んだおばあちゃんにもそういうことはあったんだろうか。いやー、子育ての捉え方や家族のあり方とか意識的なところに、おばあちゃんの頃と現在との違いがあるのかしれない。でもその続きを考えるのは20年後くらいにするとして、明日のために今日は眠ろう。
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