ポップなお店が好きではないのです、実は。
ポップだとかヒップだとか呼ばれて、雑誌などに写真付きで
取り上げられているお店に行くと、なぜか椅子が浮いている感じがすると言うのか、そわそわ落ち着かなくなるのが常。
そんな自分の背景を考えるとそれはやっぱり子供時代にあって、
サザエさんに出てくるような商店街のぴったり似合う町で育ち、
オムライス六五〇ー。カレーライス五五〇ー。と
黒筆で縦書きされている定食屋さんや、「ホッピー」の文字がはためく
焼鳥屋さんに出掛ける父の後ろをついてまわっては
オレンジジュースと、つくね団子のおこぼれをもらっていたから。
…が理由のような気がするのですが。
飾り気はないけれど、味には自信あり。という町で育ったがゆえに
レストランやカフェに関しては、見栄えと味が一致する事はない。
という事を学んでいたりする部分もあって、いつもその辺りは臨機応変。
逆にB級グルメと呼ばれるものを自ら発掘する事を好む傾向もあったりして。
という事で、ようやく本題。ご近所B級グルメ。
飾り気はないけれど、なぜかいつも混雑しているチリアン・ベーカリーが
アストリア・ブルバードの37丁目に存在。
メニューは全てスペイン語。英語ユーザーを完全無視した潔さ。
そして皆が通うそのお目当ては、ホットドックとステーキサンド。
カリっとトーストした自家製パンに、お肉とざく切りトマト。
そしてザワークラウトとアボガドソースにマヨネーズ。
何度食べても飽きがこないのは、やっぱり自家製パンが美味しいのと
人気店ゆえに回転が早く、全ての素材が新鮮だから。
初めて出掛ける際は、そのあまりの地元っぽい雰囲気に、
足を踏み入れるのを一寸躊躇してしまうような素朴さだけど
スタッフのおじさんたちは皆フレンドリーなので、心配は無用です。
ちなみに、沢山のケーキがショーケースに並んでいるけど
これらは甘さ控えめ党の方にはちょっと手強い、とにかくあまーーい代物。
スタッフのおじさんに「甘過ぎて食べ切れなかった。」と正直に伝えたところ
「うん、僕もこれは甘過ぎると思うよ。」と、これまた素直な感想が。
早朝、カゴに並ぶ自家製パンはトーストするだけで美味。なので
お持ち帰りにはこちらもおすすめです。 |